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骨董品の贋作(偽物)の見分け方とは?初心者が注意すべき3つのポイントを解説|新潟 和敬堂


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「これは本物?それとも贋作…?」

骨董品の世界では、見た目が似ていても価値がまったく違うというケースが珍しくありません。

実際、素人目には本物にしか見えない贋作(がんさく・偽物)も多く出回っており、「知らずに買ったものがコピー品だった…」「本物と思っていたが査定でゼロ円だった…」というご相談も多く寄せられています。

この記事では、骨董品の贋作と本物を見分けるために注意すべき3つの視点を、初心者にもわかりやすく解説します。


① 署名(銘・落款)だけで判断しない

よくある誤解が「名前が書いてあるから本物」というものです。しかし、偽銘(ぎめい)=有名作家の名前を真似して書いたものは非常に多く、贋作の代表例です。


✅ 注意点

  • 本物に酷似した字体でも、本物とは限らない

  • 人気作家の銘は特に偽造が多い(例:樂吉左衛門、仁清 など)

  • 共箱もコピーされていることがある


【和敬堂の視点】落款の筆跡・力強さ・位置・書風など、細部までチェックして初めて真贋の判断ができます。

② 作風・時代感が合っているかを見る

本物の骨董品には「その時代にしか出せない雰囲気」があります。

たとえば:

  • 江戸時代の茶碗 → 土の質感や釉薬のムラが自然

  • 明治期の九谷焼 → 色合いがややくすみ、派手すぎない

  • 掛け軸 → 裏打ちの紙質や軸先の素材が本物と違う場合も

贋作は、**「妙にきれいすぎる」「色が新しい」「作りが不自然」**など、プロの目には違和感として映ります。


③ 買取価格が極端に安い/高い場合は注意

フリマアプリ・ネットオークションなどで「激安で出品されている有名作家の品」には要注意です。一方、根拠のない高額鑑定を持ち出して売ろうとするケースもあります。

贋作でよくあるパターン

  • 〇〇作と書かれているが根拠の記載なし

  • 真贋保証がついていない

  • 鑑定書が不自然 or 素人でも作れる形式


【補足】贋作が多いジャンル

ジャンル

理由

茶道具

人気作家の模倣が多い(樂・仁清・永楽など)

掛け軸

書画は署名が似ていれば信用されやすい/印刷偽装も多い

仏像・仏具

海外製の安価な模倣品が多く流通

陶器

九谷焼・伊万里などの偽銘が頻出


【プロにしかできない鑑定の例】

  • 紫外線ライトで蛍光反応を見る

  • 窯の焼き上がりの温度差を見る

  • 素地の粒子の違いを顕微鏡で確認

  • 鉄釉の酸化具合や表面の劣化の年数から年代を読む

→ こうした経験と道具がなければ本物かどうかは判断できません。


まとめ:贋作を見抜くための3つの視点

視点

チェックポイント

銘だけで判断しない

偽銘・偽箱は多数存在する

作風と時代感を見比べる

不自然な色・形に注意

安すぎる or 高すぎる品は要警戒

相場から外れていればリスクあり

「これは怪しいかも…」「本物っぽいけど確証がない」そんなときは迷わずプロに相談することが、最もリスクを減らす手段です。


和敬堂からのひとこと

和敬堂では、長年の実績と経験に基づく真贋鑑定を行っています。明確な根拠に基づき、価値を正しく判断。贋作のリスクや曖昧な点も率直にお伝えしています。

「本物か不安…」という方も、写真1枚から気軽にご相談ください。








和敬堂について

和敬堂は、骨董品・茶道具・掛け軸など、日本の伝統美を今に伝える貴重な品々の買取・査定を専門とする老舗です。

全国どこからでも査定可能。一点からのご相談も歓迎です。


■ 会社情報

社名;株式会社和敬堂(わけいどう)

所在地:〒940-0088 新潟県長岡市柏町1-2-16

電話番号:0258-33-8510

営業時間:9:00〜18:00(第1・第3日曜日)

対応エリア:全国(新潟・東京・名古屋・大阪など出張可)

古物商許可番号:新潟県公安委員会 長岡第461190001328


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