骨董品の偽物に注意!プロが教える見分け方と偽物を掴まないための実践ガイド|新潟 和敬堂
- tdoi0808
- 11月23日
- 読了時間: 4分

「これ本物かな…?」と不安になったら、それは正しい反応です。骨董品の世界では、見た目だけでは本物と偽物の差がわからないケースが多く、素人判断で売買すると損をします。この記事では、プロの査定士が日常でチェックしている実践的な見分け方と、偽物を掴まないための具体的な対策をストレートにまとめます。
① まずは基本:3つの“怪しい”サインを見逃すな
「やたらと綺麗すぎる」 → 長年の経年変化(ヤケ、色褪せ、釉薬の表情)が見られない場合は要注意。新品加工や再仕上げの可能性。
「署名や箱の字が不自然」 → 落款・箱書きがあるからといって安心はできません。筆致・位置感・墨の沈み具合まで見ます。
「価格が相場とかけ離れている」 → 極端に安いものはコピー、根拠のない高額は業者の誇張。相場感を持て。
これら3点のどれかに該当するだけでも、専門家に相談する価値ありです。
② プロが使う“見る・触る・調べる”チェックリスト
見る(外観)
表面の釉薬の光沢やヒビの入り方(貫入)は自然か?
色味・絵付けの筆致は時代や作風に合っているか?
触る(質感)
素地の重さ・密度感は正しいか?(本物の古陶は手に持った感触が違う)
裏の削りや高台の処理は自然か?
調べる(裏付け)
共箱・由来メモ・購入証明はあるか?
同ジャンルの専門書やデータベースで落款や作風を照合したか?
これらはプロが無意識にやっている基本動作です。写真だけでは判断しづらいポイントも多いので、最終判断は実物確認が必要になります。
③ よくある偽物の手口と見破り方(ジャンル別)
茶道具(茶碗など):偽の落款を入れて新しく見せる。→ 落款の位置・筆使い・泥漿(でいしょう)の色を比較。
掛け軸・書画:印刷や複製を「手書き」に見せる。→ 紙の繊維や裏打ちの年代感、顔料の乗り方を確認。
陶磁器(九谷・伊万里):現代の釉薬で“古び”を再現する。→ 素地の粒子感や貫入の入り方を近年品と比較。
仏像・金工品:安価な素材で作り古めかす。→ 金属の酸化具合や接合部の加工跡を精査。
④ 偽品リスクを下げる実務的な対策(売る側・買う側ともに必須)
写真だけで決めない — 事前のLINE査定は便利だが、写真のみでの確定は避ける。
複数業者で相見積もり — 価格と鑑定理由を比較する。根拠の曖昧な業者は要注意。
由来(いつ・誰が・どこで)を記録 — 購入経緯が明らかなら価値判断がしやすくなる。
鑑定書がある場合は裏取り — 鑑定機関や発行元の信頼性をチェック。
無理な現場売却は避ける — 主張だけで高額提示する即決誘導は疑え。
⑤ 偽物だった場合の対処法(掴んでしまった・疑わしい時)
売った後に偽物判明:契約内容・鑑定書の有無によって返金や交渉。証拠(写真・やり取り)を残しておく。
買う側で偽物だった時:出品者・プラットフォームへ申告。専門鑑定を依頼して証拠を固める。
不安なら専門鑑定を依頼:和敬堂のような専門店での実物鑑定を受けるか、第三者の鑑定機関に持ち込む。
まとめ:偽物を避ける最短ルートは「専門家の目」
行動 | 理由 |
写真で事前相談 | 目安を得るために有効 |
複数社で比較 | 判断材料を増やす |
実物鑑定を受ける | 最終的な真贋は実物確認が必要 |
結論:迷ったら写真を撮って専門家に相談する。 これが最も確実で無駄がありません。特に有名作家や高額が期待できる品は、勝手に処分せずプロの目を入れてください。
和敬堂からのひとこと
和敬堂では、真贋鑑定の実績とノウハウをもとに、写真による簡易査定から実物鑑定まで対応しています。偽物かもしれないと感じたら、まずは無料のLINE相談へ。無理な売却は一切すすめません。
和敬堂について
和敬堂は、骨董品・茶道具・掛け軸など、日本の伝統美を今に伝える貴重な品々の買取・査定を専門とする老舗です。
全国どこからでも査定可能。一点からのご相談も歓迎です。
■ 会社情報
社名;株式会社和敬堂(わけいどう)
所在地:〒940-0088 新潟県長岡市柏町1-2-16
電話番号:0258-33-8510
営業時間:9:00〜18:00(第1・第3日曜日)
対応エリア:全国(新潟・東京・名古屋・大阪など出張可)
古物商許可番号:新潟県公安委員会 長岡第461190001328





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