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掛け軸の種類と歴史|価値の見極め方と査定ポイント|新潟の買取専門店が解説



「実家の押し入れから掛け軸が出てきたけど、これって売れるの?」

「掛け軸の価値って何で決まるの?誰に見てもらえばいいの?」

こうした相談は頻繁に寄せられます。掛け軸は日本の伝統美を象徴する品ですが、種類や表装、作者(落款)や共箱の有無で価値が大きく変わるのが特徴です。

この記事では、掛け軸の基本構造、主な種類と歴史的背景、そして査定時に注目すべきポイントと保存のコツを新潟の視点も踏まえて分かりやすく解説します。


掛け軸とは:基本構造と用語

掛け軸(かけじく)は、紙や絹に描かれた絵や書を軸装して吊るせるようにしたものです。主な構成要素は以下。

  • 本紙(ほんし):作品そのもの(絵や書)。

  • 表具(ひょうぐ):本紙を取り巻く布や紙の部分(天地・左右の裂)。

  • 軸先(じくさき):巻き取る両端の金具や陶器(装飾・保護)。

  • 共箱(ともばこ):作者や鑑定者の箱書きがある箱。価値を大きく左右します。

  • 落款(らっかん)・印章:作者の署名や印。真贋判定で重要な手がかり。


掛け軸の主な種類(題材別)

掛け軸は題材によっていくつかのカテゴリに分かれます。査定の際は「何が描かれているか」も価格に影響します。

  1. 書(書道) 禅語や和歌、詩句を力強く書いたもの。書家の評価が直結します。

  2. 山水画(さんすい) 風景・山河を墨や淡彩で描くもの。画格や構図で人気が分かれる。

  3. 花鳥画(かちょうが) 花や鳥を繊細に描いたもの。季節感や彩色の美しさが評価対象。

  4. 人物画(美人画・歴史人物) 人物描写が主体。作風や時代背景の需要がある。

  5. 禅画・墨蹟(ぼくせき) 禅僧や禅画家による一筆画や墨の勢いを評価するジャンル。コレクターがいる。

  6. 掛け軸(合箱書等) 複数の画題を持つものや、行事用の掛け軸(節句・年中行事)も存在。


掛け軸の歴史

掛け軸の起源は中国の巻物や屏風に遡り、日本では平安〜室町時代に禅や書画の影響で広がりました。江戸期になると武家・町人文化に浸透し、茶道や床の間文化と結びついて現代の表装様式が確立されました。歴史的に由緒ある作家や禅僧の作品は市場での評価が高くなりやすいです。


価値を左右する主なポイント

  1. 作者(落款・印) 有名書家・画家の作品は高く評価。偽落款も多いため専門家の確認が必須です。

  2. 共箱の有無 共箱に箱書きがあると真贋裏付けや由来の証明になり、査定額が跳ね上がる例が多いです。

  3. 表具の質と修復の有無 オリジナルの表具が残っているか、前回の仕立て直しがどう行われたかで評価が変わります。

  4. 保存状態(カビ・虫食い・日焼け) 紙や絹の劣化具合、裏打ちの状態は査定に直結。無理な補修は逆効果です。

  5. 題材・市場性 季節物や人気のある画題、禅画などは需要が高くなることがあります。

  6. 由来(来歴) 誰の所蔵だったか、どのように伝わったかは「ストーリー」として価値を後押しします。


査定前に自分でできるチェック

査定依頼前にスマホで写真を撮ると査定がスムーズになります。撮影ポイント:

  • 全体写真(掛けている状態):全体のバランスを確認。

  • 本紙のアップ(落款・署名):落款や印章が鮮明に見えるように。

  • 表具の裂や軸先、裏面の様子:傷みは必ず記録。

  • 共箱の文字(箱書き):箱の内外すべてを撮影。

注意:無理に洗ったりティッシュでこすったりしないこと。表面処理で価値が下がることがあります。


掛け軸の保存方法

  • 保管:巻いて桐箱へ。直射日光・高温多湿を避ける。

  • 定期的な陰干し:長期保管時は年に1回程度、風通しの良い日陰で軽く陰干し。

  • 取り扱い:軸先は持たない。巻き上げはゆっくり行う。

  • 専門修復:カビや裂けが広い場合は自己処理せず専門店へ相談。


査定・売却時の注意点

  • 複数社での相見積りを推奨:掛け軸は業者によって評価が分かれるため、複数社比較が重要。

  • 偽箱・偽落款に注意:落款や箱書きだけで判断せず、目利きの意見を仰ぐ。

  • オークションと買取の使い分け:非常に希少な作家はオークションで高値が付くことも。直販で早く現金化したいなら買取店へ。

  • 契約書を残す:高額取引時は書面で合意内容を残す。


まとめ:掛け軸は「作者・由来・状態」が全て

掛け軸の価値判断は一朝一夕ではできません。作者(落款)・共箱・保存状態・表具の質・題材の市場性が揃うほど高評価になりやすいです。まずは落款や箱の有無を確認し、写真を撮って複数の専門店に相談するのが最短で確実な方法です。



和敬堂からのひとこと

掛け軸は「見た目以上に価値が隠れている」ことが多い品です。箱や落款が見つかったら、すぐに捨てず写真を撮ってください。写真一枚で概算をお出しします。まずはLINEで画像をお送りください。








和敬堂について

和敬堂は、骨董品・茶道具・掛け軸など、日本の伝統美を今に伝える貴重な品々の買取・査定を専門とする老舗です。

全国どこからでも査定可能。一点からのご相談も歓迎です。


■ 会社情報

社名;株式会社和敬堂(わけいどう)

所在地:〒940-0088 新潟県長岡市柏町1-2-16

電話番号:0258-33-8510

営業時間:9:00〜18:00(第1・第3日曜日)

対応エリア:全国(新潟・東京・名古屋・大阪など出張可)

古物商許可番号:新潟県公安委員会 長岡第461190001328



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