茶道具の種類と特徴|初心者でもわかる見分け方をプロが解説|新潟 和敬堂
- tdoi0808
- 7月10日
- 読了時間: 3分

「実家にある茶道具、一体何なのかわからない…」「茶道具って、どれが価値あるの?」
茶道具は非常に奥深く、種類も用途も多岐に渡ります。でもご安心ください。この記事では、初心者の方にもわかりやすく、代表的な茶道具の種類とその見分け方をご紹介します。
「これ、売れるのかな?」と思ったら、まずこの記事を読んでチェックしてみてください。
① 茶道具とは?
茶道具(ちゃどうぐ)とは、茶の湯の作法に使われる道具類の総称です。千利休の時代から続く日本の伝統文化の象徴とも言えます。
評価されるポイントは、
作家(楽吉左衛門、永楽善五郎など)
使用用途
産地(唐津、萩、信楽、美濃など)
保存状態(共箱・栞付きは高評価)
② よく出てくる茶道具の種類一覧
以下は、買取の現場でもよく見かける代表的な茶道具です。
名称 | 説明・ポイント |
茶碗(ちゃわん) | 最も有名。楽焼・唐津焼・信楽焼など。作家や窯元で価値が大きく変わる。 |
茶入(ちゃいれ) | 抹茶を入れる容器。肩衝(かたつき)型が有名。仕覆(しふく)があると評価UP。 |
棗(なつめ) | 薄茶用の容器。蒔絵や塗りの美しさがポイント。 |
釜(かま) | お湯を沸かす鉄製の茶釜。作者の銘が入っていることも。 |
建水(けんすい) | 茶碗をすすぐ際の水受け。銅製・陶器製などがある。 |
水指(みずさし) | 水を入れておく器。唐津焼・信楽焼などが多い。 |
茶杓(ちゃしゃく) | 抹茶をすくう竹製の道具。銘入りのものは評価されやすい。 |
花入(はないれ) | 掛花入なども含め、空間演出のための道具。 |
③ 初心者でもできる茶道具の見分け方
✅ 共箱・栞・しるしがあるか?
箱のふたや中に作家名が墨書きされているものは高評価の対象です。また、共箱の有無だけで査定額が数万円変わることも。
✅ 作家や窯の情報があるか?
「樂」や「仁清」などがあれば、有名作家の可能性大。
検索してもヒットする場合は要チェックです。
✅ 傷・ヒビがないか?
小さな欠けでも大きく価値が落ちることがあるため、状態の確認は重要です。
✅ 茶会・お稽古で実際に使われていた形跡があるか?
古くても丁寧に使われていたものは評価されやすくなります。
④ 高く売れる茶道具の条件とは?
条件 | 解説 |
作家物(樂、永楽、三輪など) | 人気作家の作品はコレクター需要あり |
共箱付き・署名あり | 真贋判断がしやすく査定額UP |
傷がなく、状態が良い | カケ・シミがないものは高評価 |
使用実績がある | 茶道家が使っていた場合、由緒が付加される |
まとめ:茶道具は“知識と状態”で価値が決まる
茶道具は、見た目が地味でも驚くほど高額になることもあれば、華やかでも市場価値が低いこともあります。
初心者でも、
共箱を確認する
作者名・箱書きを見る
LINEで画像を送ってみるといった基本を押さえれば、大きな失敗なく査定に出すことができます。
和敬堂からのひとこと
和敬堂では、茶道具に精通した査定士が1点ずつ丁寧に価値を見極め、適正価格をご提示します。「お稽古道具かもしれないけど…」「古そうだけど作者が不明」そんな場合でも大歓迎です。
和敬堂について
和敬堂は、骨董品・茶道具・掛け軸など、日本の伝統美を今に伝える貴重な品々の買取・査定を専門とする老舗です。
全国どこからでも査定可能。一点からのご相談も歓迎です。
■ 会社情報
社名;株式会社和敬堂(わけいどう)
所在地:〒940-0088 新潟県長岡市柏町1-2-16
電話番号:0258-33-8510
営業時間:9:00〜18:00(第1・第3日曜日)
対応エリア:全国(新潟・東京・名古屋・大阪など出張可)
古物商許可番号:新潟県公安委員会 長岡第461190001328

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