top of page

相続した骨董品、まずやるべきこととは?手続き・税・処分までの実務ガイド|新潟 和敬堂


ree

相続で骨董品が手元に来た――気持ちは複雑ですが、慌てて処分するとトラブルや損失につながることが多いです。ここでは「まずやること」という実務的な優先順位で、法律・税務上の注意点も含めて分かりやすく解説します。


まず結論(先に読む人向け)

  1. 慌てて売らない(遺産分割前は共有扱い/処分は同意が必要)。

  2. 写真・リスト化・一時保管して証拠を残す。

  3. 専門家に仮査定を依頼して価値を把握する(無料LINE査定など)。

  4. 相続人全員で方針を決める(売る・分割する・寄付する等)。

  5. 必要なら税理士・弁護士に相談(相続税や譲渡所得の扱いで節税・リスク回避)。


ステップ1:現物を動かす前にやること(最重要)

  • 触らない・移動は最小限に相続開始直後の相続財産は原則として相続人の共有になるため、勝手に処分すると後で問題になります。遺産分割前の処分は相続人全員の同意が必要です。tokorozawa-souzoku.kokoro-group.com

  • 写真を撮る(全体・落款・箱・ダメージ)証拠として残しておけば、後で「どの品を誰が処分したか」などの争いを避けやすくなります。

  • 一覧(簡易目録)を作る品名、状態、共箱の有無、入手経緯(分かれば)をスプレッドシートや紙に記録してください。


ステップ2:価値を把握する(査定の依頼)

  • まずは写真で概算査定(LINE査定やメール)を複数店に依頼し、大まかな相場感を掴みましょう。

  • 高額が見込める場合は実物鑑定を依頼。公的資料でも美術品等の評価は専門家の鑑定や市場事例を参考に行うことが示されています。国税庁

ワンポイント:作家名・共箱・証明書があると査定額が大きく変わるため、箱や証書は必ず写真に残して保管してください。

ステップ3:相続人間で売却方針を決める(合意形成)

  • 遺産分割協議で取り扱いを決定します。売却して現金分割にするのか、特定の相続人が取得するのかを文書(遺産分割協議書)に残してください。遺産分割成立後に名義変更し、個人の財産として処分できます。

  • 注意:相続人の一部が無断で処分した場合でも、新民法の規定によりある条件で遺産分割に含める処理が可能ですが、トラブル回避のため事前に合意を取るのが最善です。


ステップ4:税務上の確認(必ず税理士に相談すべきポイント)

  • 相続税評価:相続財産としての評価には美術品等の特別な評価ルールがあり、鑑定書や市場事例が参照されます(国税庁)。

  • 売却した場合の課税:相続した骨董品を売却すると譲渡所得の課税対象になる場合があり、総合課税の扱いなど注意が必要です(税務上の扱い)。

  • 取得費加算の特例:相続税を払っている場合、相続税の一部を譲渡所得の取得費に加算できる特例があるため、売却時期と申告期限の関係を税理士と確認してください(期限の扱いに注意)。

  • 親族間の低額譲渡に注意(みなし贈与):極端に低い価格で親族に渡すと税務署に贈与とみなされる可能性があります。税務リスク回避のため専門家の助言を。


ステップ5:処分方法の選択(売る・分割・寄付・保管)

  • 売る(買取/オークション/フリマ)高額になりそうなら専門の骨董店や競売(オークション)を検討。迅速・確実に現金化したければ買取専門店の出張査定が便利です。

  • 分割して各相続人が保有遺産分割協議で特定相続人が取得する場合は登記や名義整理は不要(動産は所定の手続きで済むが文書化を推奨)。

  • 寄付(博物館や文化施設へ)重要な文化財的価値がある場合、寄託・寄付で保存する選択肢があります。文化庁などの優遇措置がある場合もあるため確認を。

  • 保管して価値を維持する時期を見て売る(骨董市や展覧会の前)という戦略も有効です。


実務的チェックリスト(遺産整理当日〜売却まで)

  • 写真(全体・刻印・箱・ダメージ) → 保管

  • 目録(Excel等)作成 → 配布用を1部作る

  • 複数業者に仮査定依頼(写真で) → 相場把握

  • 相続人全員で方針を決定 → 遺産分割協議書作成

  • 税理士に相続税・売却税務を相談 → 申告期限の確認

  • 売却なら買取店と最終査定&条件合意 → 契約書を残す


和敬堂からのお願い(和敬堂の対応)

和敬堂では遺品整理の現場経験が豊富です。相続でお困りの方には以下でサポートします。

  • 無料のLINE写真査定で概算提示

  • 出張査定・大量査定に対応(新潟全域)

  • 相続品の評価鑑定書の作成(有料)









和敬堂について

和敬堂は、骨董品・茶道具・掛け軸など、日本の伝統美を今に伝える貴重な品々の買取・査定を専門とする老舗です。

全国どこからでも査定可能。一点からのご相談も歓迎です。


■ 会社情報

社名;株式会社和敬堂(わけいどう)

所在地:〒940-0088 新潟県長岡市柏町1-2-16

電話番号:0258-33-8510

営業時間:9:00〜18:00(第1・第3日曜日)

対応エリア:全国(新潟・東京・名古屋・大阪など出張可)

古物商許可番号:新潟県公安委員会 長岡第461190001328


ree

コメント


bottom of page