2026-02-20 / 骨董品買取コラム
骨董品の目利きは何を見る?査定の基準と現場の判断ポイント

「査定士って、結局なにを見て値段を決めてるの?」骨董品買取で一番差が出るのはここです。店の看板よりも、査定する人間の目で結果が決まります。この記事では、和敬堂の査定士が普段どこを見て判断しているのかを、専門用語を噛み砕いて説明します。
■まず結論:査定士が見るのは“モノ”より“情報”
骨董品は新品のように定価がありません。だから査定士は、品そのものに加えて「裏付け情報」を見ます。
- 作者・産地・時代(誰が、どこで、いつ)
- 真贋の確度(本物として扱える根拠があるか)
- 市場性(今、買い手がいるジャンルか)
- 保存状態(このまま流通できる状態か)
この4つが揃うほど、査定が強く出ます。
■査定士が必ずチェックする5項目
- 署名・落款・銘 書画・茶道具・陶磁器はここが入口。偽銘も多いので「ある=安心」ではなく、筆致や位置、全体の作風と一致するかまで見ます。
- 共箱・箱書き・付属品 箱は“ただの木箱”じゃない。箱書きは価値の証明になり、査定額が変わる代表要素です。仕覆・栞・鑑定書も同様。
- 状態(傷みの種類) 減額になるのは「致命傷」。 カビ、虫食い、裂け、欠け、割れ、修復痕などを見て、修復コストと販売可否を判断します。軽い使用感は即アウトではありません。
- 素材と作り(時代感の整合) 紙・絹・釉薬・木地・金工の質感は嘘をつきません。年代と素材感が噛み合うか、作りが雑すぎないかを確認します。
- 市場相場と販路 同じ品でも、売れる市場(国内/海外、コレクター層、業者間市場)で値段が変わります。査定士は“いくらで売れるか”の現実を踏まえて買取価格を組みます。
■“説明できる査定”かどうかが信頼の分かれ道
良い査定士は、金額だけ言いません。「なぜこの値段なのか」を言語化できます。
- どこが評価ポイントか(箱、落款、題材、希少性)
- どこが減額要因か(状態、欠品、真贋の不確実さ)
- 相場レンジ(今の市場での落札・取引感)
これを説明できない査定は、正直あてになりません。
■査定をスムーズにする“写真4点セット”
事前相談やLINE査定をするなら、最低これだけでOKです。
- 全体(サイズ感が分かるように)
- 落款・銘・刻印のアップ
- 共箱・箱書き(フタ裏も)
- 傷み(欠け、シミ、カビなど)
隠すと後で揉めます。最初から出した方が早いです。
■よくある誤解
- 「古い=高い」は半分ウソ
- 「鑑定書がある=本物確定」も危ない(発行元次第)
- 「箱がない=ゼロ」でもない(ただし不利にはなる)
迷ったら、写真で切り分ければ十分です。
■和敬堂からのひとこと
査定は“運”じゃない。箱・落款・状態の情報を揃えれば、適正価格に寄せられます。まず写真4点セットを送ってください。価値があるか、どこがポイントかを短く整理して返します。





